氷柱プールで健康を祈願!鐵砲洲稲荷神社「寒中水浴大会」

寒中水浴

冬の厳しい寒さの中、体と心を清める伝統の「寒中水浴大会」。鐵砲洲稲荷神社(てっぽうずいなりじんじゃ)で行われるこの大会は、氷柱が浮かぶプールでの水浴を通じて健康祈願や精神鍛錬を行う壮大な行事です。勇敢な参加者たちが氷点下の水に挑む姿と、観るだけでも元気がもらえるこのイベントの魅力をお届けします!

鐵砲洲稲荷神社 寒中水浴大会の歴史と背景

大会の起源と歴史

昭和30年、故中川正光名誉宮司が創始し、自分自身と家族の健康を願うために冷たい水に心身を沈め清める神事として始まりました。今日まで地域住民とともに健康や繁栄を祈る場として親しまれてきました。

大会の意義と文化的背景

この大会は、新春に神前で冷水を浴びて心身を清め、禊祓と無病息災を祈願する神事です。鐵砲洲稲荷神社の寒中水浴大会は中央区の新年の風物詩として広く知られており、老若男女問わず多くの参加者がいます。また、地元の住民や参加者をつなぐ重要な行事でもあります。大会後に行われる地元の催しや、振る舞われる温かい飲み物を通じて地域の一体感が高まります。



鐵砲洲稲荷神社 寒中水浴大会の参加者とその勇姿

参加者の準備と勇姿

毎年約100名の参加者が、ふんどし姿や白衣姿で参加します。大会前には、準備運動として鳥舟体操を行い、体を温めます。氷柱が浮かぶ水槽に入る際も、参加者たちは本気で気合を入れて挑みます。真冬の寒空の下、氷柱が浮かぶ水に飛び込む参加者たちの姿は圧巻。参加者の気合の声や、冷たい水に触れる瞬間のリアクションは観客を惹きつけます。この勇気ある挑戦には見る側も応援の声をあげたくなるほどの迫力があります。近年では、観光客にも開かれたイベントとして注目を集めています。地元の魅力を体感しながら、寒中水浴大会の迫力を間近で感じられる貴重な機会です。

鳥舟体操と氷柱プール

鳥舟体操は、参加者たちが一体となって行う重要な準備運動です。この体操を終えた後、参加者たちは直径5m、深さ0.8mのプールに入ります。そこには約135kgの氷柱2本が設置されており、参加者たちはこの厳しい環境に挑みながら健康と幸せを祈願します。使用される氷柱プールは、浄化と再生の象徴とされています。冷たい水に入ることで一年のけがれを清め、新たなスタートを切るといった精神的な意義が込められているのです。



鐵砲洲稲荷神社 寒中水浴大会のアクセスと開催時間


鐵砲洲稲荷神社 寒中水浴大会
【開催日】2025年1月12日(日)
【開催時間】10:30~
 ※寒中禊参加希望は申し込みが必要。神社関係者のみ公開の場合もあります。
【開催場所】鐵砲洲稲荷神社
【交通アクセス】
 ・R京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅より徒歩5分
 ・東京メトロ有楽町線「新富町」駅より徒歩10分
【公式サイト】https://yayoikai.sakura.ne.jp/

※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。