東京の深い歴史と文化を感じることができるイベントの一つが「薬研堀不動尊 納めの歳の市」です。
「歳の市」とは正月用品を売り出す市のことで、江戸時代は各地で歳の市が行われていました。古くから続く伝統的な行事ですが、現在残るのは「浅草の羽子板市」と「薬研堀不動尊(やげんぼりふどうそん)」だけになっています。薬研堀不動尊の「歳の市」は地元商店会主催の大出庫市も併催され、衣料品や靴、日用雑貨が格安で売り出されるので、来場者で非常に賑わいます。
目次
薬研堀不動尊納めの歳の市:江戸の伝統
歴史と由来
薬研堀不動尊納めの歳の市は、江戸時代から続く伝統的なイベントで、深川区の薬研堀不動尊で行われます。市は、不動明王を祀る寺院で毎年特定の日程に開催されます。この行事の歴史は古く、地域住民の信仰心とともに受け継がれてきました。
【薬研堀不動尊 納めの歳の市】
2023年12月26日(火)~28日(木)11時〜
28日16時〜辻講釈(講談)
17時半〜張扇供養法要 執行
歳の市とは、正月用品を売り出す市のこと。江戸時代は各地で歳の市が行われましたが、その最後を飾ったのが薬研堀でした。
薬研堀不動院(東京都中央区)https://t.co/H6Wm7G9jdB pic.twitter.com/zJiba0cUO1— 🏔⛰⛰🍣⛰⛰🏔 (@nyantokonyan_2) December 3, 2023
市の内容と見所
市の期間中、薬研堀不動尊の周辺には多くの露天商や食事屋台が並び、江戸時代の雰囲気を感じることができます。その中心となるのは、不動明王の御利益を祈る儀式や、地域住民による伝統的な演舞などです。特に、夜間の灯りや伝統的な衣装を着た人々の姿は、江戸の伝統を色濃く感じることができる見所の一つです。
江戸の伝統文化とのかかわり
江戸時代の街並みと文化
薬研堀不動尊納めの歳の市は、江戸時代の街並みや文化を体感するための貴重な機会です。深川江戸資料館のような施設もあり、江戸時代の街並みを細部まで再現しているため、タイムスリップしたかのような体験ができます。
浅草橋本店よりお知らせ。
薬研堀不動尊にて開催中の「薬研堀不動尊納めの歳の市、歳末大出庫市」に出店ております。
羽子板を中心に販売しておりますので、お近くにお越しくださいは是非お立ち寄り下さいませ。#吉徳 #吉徳大光 #正月飾り #歳の市 #薬研堀 #顔がいのちの吉徳 #人形は顔がいのち pic.twitter.com/2gXA0RZMJP
— 【公式】株式会社吉徳 (@ystk_official) December 26, 2019
他の江戸の祭りと比較
東京には、薬研堀不動尊納めの歳の市以外にも多くの伝統的な祭りがあります。例えば、浅草の三社祭や神田祭、山王祭などが挙げられます。これらの祭りも江戸時代から続く伝統的な行事であり、各々の独自の魅力を持っています。
地域住民の参加と絆
地域住民の信仰と参加
薬研堀不動尊納めの歳の市は、地域住民の信仰心とともに受け継がれてきました。期間中、多くの地域住民が参加し、伝統的な儀式や演舞を行います。お子様の参加できるイベントもたくさんあるので、地域住民の絆を強める役割も果たしています。
いつも興味深い情報を教えて下さる、うさうらら(@usaurara)さんの投稿を拝見し、薬研堀不動尊納めの歳の市に行って参りました😀
昔懐かしい感じのお祭りで、地元の商店やお正月用品が並び、規模は小さいながら面白かったです😀
七味唐辛子の「やげん堀」が「薬研堀」というのを初めて知りました😳 pic.twitter.com/60hw06KwfR
— Rosalinde(ロザリンデ)「Fantastic December」12/8〜12/26 (@Rosalinde8376) December 27, 2022
伝統芸能の継承
ここでは伝統的な芸能も披露されます。長年にわたって受け継がれてきたこれらの芸能は、地域への想いや人々との絆の証でもあります。熟練の技が繰り広げられる演目は、見る者を魅了します。
「薬研堀不動尊納めの歳の市」のアクセスと開催時間
薬研堀不動尊 納めの歳の市
【開催日】令和6年12月26日(木)~28日(土)
【開催時間】10:00~19:00
【開催場所】中央区東日本橋「薬研堀不動院(やげんぼりふどういん)」
【交通アクセス】
・地下鉄都営浅草線「東日本橋駅」B3、B4出口より徒歩約3分
・地下鉄都営浅草線「馬喰横山駅」A3、A4出口より徒歩約5分
【公式サイト】https://www.yagenborihudoin.com
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。