浅草寺の節分会で奉演される「七福神の舞」は、江戸時代から続く伝統芸能の粋を今に伝える貴重な舞です。観音様の福徳を讃えるこの舞は、昭和39年に復興され、毎年多くの参拝者を魅了しています。江戸の風情と福を呼ぶ七福神の華麗な舞をご紹介します。
目次
浅草寺の七福神の舞の歴史と意義
江戸時代からの伝統
浅草寺の七福神の舞は、江戸末期から明治初年にかけて浅草の猿若三座の一つ「市村座」で演じられていた狂言が起源です。当時、市村座の座主が浅草観音に深く帰依していたことから、興行の前に「七福神踊り」を上演して観音様の功徳を讃えていました。
秩父の生徒さまからは
おめでたい
浅草寺
七福神のお披露目と大黒様恵比寿様の舞の動画を頂きました!ありがとうございますm(_ _)m pic.twitter.com/Er9MZOk9iJ
— 長沼蓉生子 (@naganumasky) February 3, 2024
復興と現代への継承
この伝統ある舞は、昭和39年4月1日に宝蔵門落慶の記念行事として復興されました。「福聚の舞」として知られるこの舞は、観音様の無量の福徳を表現しており、浅草寺の重要な年中行事となっています。
七福神の舞の特徴と演目
七福神の表現方法
七福神の舞では、恵比須と大黒の二神が素面で登場し、他の五神は面蘢をかぶって顔を隠しています。衣装や小道具は七福神の故実に忠実に作られており、伝統的な要素が色濃く反映されています。
浅草寺の節分会①
浅草寺の七福神舞
長唄三味線の音色にのせて、七福神が本堂の東側に登場。
ユーモラスな一座の中で、紅一点、弁財天がチャーミングです。 pic.twitter.com/f9wpIgBDYP— 花人 (@ginniro_no_hana) February 3, 2018
舞の構成と演出
舞の中心となるのは恵比須と大黒の二神で、他の五神は後方に控えています。この構成により、福の象徴である二神に焦点が当てられ、観客の目を引きつける演出となっています。
浅草寺の節分会と七福神の舞
節分会の意義
浅草寺の節分会は、災難・厄難退散を願う重要な行事です。豆まきの後に奉演される七福神の舞は、この祈りをさらに深める役割を果たしています。
そしてこちらは豆撒き後に行なわれた「七福神の舞」ですが…
あああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!#浅草寺 #節分 #奇跡的なショット pic.twitter.com/Cgcf1pqwvO
— すみだ水族館【公式】 (@Sumida_Aquarium) February 3, 2015
七福神の舞の奉演
毎年2月3日の正午と午後2時に浅草寺本堂にて奉演されます。この舞は、観音様の福徳を讃えるとともに、参拝者に福をもたらす象徴的な行事として親しまれています。
福聚の舞 七福神の舞2025の詳細
最寄駅 : 浅草駅
会場 : 浅草寺本堂
日程 : 2025年2月3日(月)
公式サイト : https://www.senso-ji.jp/annual_event/
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。