北の丸公園

歴史を感じさせる都会の癒しスポット

名前のとおり江戸城の北の丸であった場所で、現在は環境省の管理する国民公園の一つ。
皇居の北側に位置し、豊かな自然の景観を持つ公園。
多くの文化施設を公園内に持ち、旧江戸城の遺構（田安門、清水門はいずれも重要文化財に指定）があるのが魅力です。
意外にもここの歴史は浅く、昭和30年代後半に整備され44年に一般公開された場所です。
ビルが立ち並ぶ都心部にあって、緑が豊かな場所であり、都会のオアシスとして親しまれています。
公園には珍しく、園内に道路があるため、自動車での乗り入れもでき、有料駐車場も備えています。
北の丸公園の西側の堀の石垣のわずかな隙間には、国の天然記念物に指定されている「ヒカリゴケ」が自生してます。
これは、本来高地の洞窟などでしか見ることができない貴重な苔であり、都心部で発見されることは極めて稀です。
池を中心に西側の斜面にはモミジに包まれた小路、東側にはイチョウやサクラの木々に覆われた散策路がそれぞれ通り、北の丸公園の紅葉シーズンは樹木の色づきを観察しながら心地よい散歩が楽しめます。
園内は一周30～40分で周ることができる大きさですが、科学技術館や工芸館、また国立近代美術館や昭和館などの施設が隣接していますので、文化や芸術にご興味のある方は、そちらも楽しんでいただけます。
大きな池を中心に芝生広場や自然散策路が巡り、 カップルでもファミリーでも楽しめる公園です。
散策や森林浴、ジョギングやウォーキングを楽しむ人で賑わっています。