「神泉駅」古くから霊泉として知られていた?

「神泉駅」

江戸時代に刊行された『江戸砂子』によると、「此処に湧水あり、昔空鉢仙人此谷にて不老不死の薬を練りたる霊水なる故斬く名付しと言ふ」仙人が不老長寿の薬を作った)とあって、古くから霊泉として知られていました。
この名残りからつけられたと考えられています。
南西側には閑静な住宅街が、北側の松濤(しょうとう)は高級住宅街が広がっています。
また、駅前から小規模な商店街が山手通りに向かって伸びており、小規模飲食店が多い。南平台町にある東京急行電鉄本社の最寄り駅でもある。

電車情報

【乗り入れ路線】京王井の頭線
【停車列車種類】各駅
【ターミナル駅までのアクセス】渋谷駅まで3分
【1日平均利用者数】9,679人(2009年)

神泉駅の歴史

1933年 帝都電鉄の駅として開業。
1940年 小田原急行鉄道に合併し、同社帝都線の駅となる。
1942年 小田急電鉄が東京急行電鉄(大東急)に併合。
1948年 東急から京王帝都電鉄が分離し、同社井の頭線の駅となる。

神泉駅エリアの雑学

神泉駅
谷にはかつて宇田川へ合流する湧水が存在し、空鉢仙人縁の霊水として「神仙水」と呼ばれた。
いつしか弘法大師の開湯伝説とも結び付けられるようになり、
明治に「今弘法」と称する浅草花川戸の僧が開いたともされる弘法湯が、
代沢森巌寺で灸を据えた帰りに浸かると御利益があるとして有名となった。


神泉駅について

東京都渋谷区にある京王井の頭線の神泉駅。渋谷駅の隣駅であり、吉祥寺にダイレクトにアクセスできます。渋谷駅までの直線距離は約500mと徒歩圏内にありながら落ち着いた雰囲気の駅です。相対式ホーム2面2線を有する橋上駅舎ですが、駅本体のほとんどがトンネル内にあり地下駅のような趣です。レトロモダンな外観は関東の駅百選にも選定されています。

駅の東口側には江戸時代に花街として栄え、現在も歓楽街として知られる円山町が、北側には高級住宅地の松濤があります。

神泉駅周辺にある有名スポット

渋谷のベッドタウン機能を果たすエリアであり、住環境に恵まれています。駅前から山手通りにかけて商店街が伸びており、個人商店や飲食店が建ち並んでいます。24時間営業のスーパーもあるので、日々の買い物には困らないでしょう。

松濤の住宅地には鍋島松濤公園が広がっています。旧佐賀藩主鍋島家の屋敷を整備した公園で、園内にはブランコやアスレチック施設があり、週末にはファミリーが訪れる癒しスポットです。公園の東側には劇場やコンサート・オペラ・バレエホールを備えたBunkamuraという複合文化施設もあります。

首都高速中央環状線をはさんで西側には東京大学教養学部をはじめ、東京都立駒場高等学校、筑波大学付属駒場中学・高等学校など教育施設も豊富です。都内有数の文教地区にもなっています。

住宅地としての魅力

神泉駅北側には高級物件が並び、都内屈指の高級住宅地として知られる「松濤」があります。渋谷に近接していながら穏やかな雰囲気と落ち着いた町並みが特徴です。松濤にはもともと紀州徳川家の下屋敷があった屋敷街であり、歴史が育んだ気品が感じられます。

松濤は江戸時代から明治、大正にかけて茶畑や果樹園が広がっていました。現在の高級住宅地はそうした広大な土地を宅地に分譲したことで形成されました。そのため、松濤はゆったりとしたスペースが確保された不動産が多いことも特徴になっています。



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