目黒区中町1丁目、2丁目、中央町2丁目の1部はかつて油面と呼ばれていました。
江戸時代の中ごろから、このあたり一帯では菜種の栽培盛んとなり、 絞った 菜種油は芝の増上寺や、その流れをくむ祐天寺の灯明用として使われていたそうです。
この油を奉納する事によって租税が免除されていた為、油免と呼ばれており、 それが「油面」になったと伝えられています。
油面には約600m続く油面地蔵通り商店街があります。
通りなかほどには、たくさんの花で彩られた油面子育地蔵尊が静かに鎮座して います。
江戸時代からの由来をもつこの通称“高地蔵”は、子育て地蔵として地元での人気も高く、区の文化財にも指定されています。
この他にも「油面小学校(中町1丁目)」・「油面公園(中町1丁目)」・ 「油面交差点 (中町1丁目・目黒4丁目・下目黒5丁目)」等に油面の名が残されています。