都内で地上を走る線路は東京の複雑な地形と江戸城のお堀があるおかげで曲がっているのが普通なのですが、東中野から立川方面へ走る中央線は、一直線 に24.7㎞伸びています。
なぜこのような違いがあるでしょうか?
中央線は、明治22年に甲武鉄道として新宿~八王子間が開通したそうです。
最初は甲州街道沿いに走る計画だったのですが、沿道住民が「蒸気機関車から でる火の粉が茅葺き屋根に燃え移って火事になる。」と反対したため、甲州街道から大きく北にずれました。
建設当時は畑と雑木林しかない建設のしやすい場所を、なんと定規で一気に線を引いて路線位置を決定したと言う逸話があるそう です。