日本橋が初めて架けられたのは諸説あってはっきりしていませんが、徳川家康が江戸に入府してから江戸の都市開発が始まったので、この時点で架けられたと思われます。
創建された時の日本橋は、木を単に二本渡しただけの「二本橋」であったという説があり、だいぶみすぼらしい橋だったようです。
しかし、1618年に架けかえられた日本橋は長さ約68.5m、幅約8mの木橋で、擬宝珠を持った立派な橋になったようです。
さて、日本橋の名前の由来ですが、慶応義塾大学の日本文学教授だった池田弥三郎氏の研究では、日本橋は江戸の町が造成されはじめた頃は粗末な橋で、橋の様子から「二本橋」といわれていましたが、造成が進むにつれて立派に改修されていき、その過程で「日本橋」と呼ばれるようになりました。
そして、誰言うとなく言い出した「日本橋」という名で、一帯が繁華街となり、更に全国里程の中心、五街道の起点にもなり、益々「日本橋」の名がふさわしいものになっていったと述べています。
今でも日本橋に住むということは、都心居住者のステータスシンボルです。
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