建設用語で「のりめん」と言う言葉があります。
間違っても「イケメン」ではありません。
さて何の事でしょう?
「のりめん」を漢字で書くと、「法面」。
この「のり」と言うのは、代数幾何(だいすうきか)の授業で出てくる「法線」の「法」の事 なのです。
つまり、「傾きをもった面・斜面の事」となるのです。
人工的な工事によって、生じる切り土工事、河川の築堤工事などの土砂側面の傾斜面の事を指しますので、基本的に、自然に存在する断崖絶壁や斜面の事は「法面」とは言いません。
因みに、不動産用語では、「法地(のりち)」とも言い、自然物・人工物に関係無く実際に宅地として使用できない斜面部分を指す用語と定義しています 。
似たような業種でも用語の意味は微妙に違うようです。